2013年8月14日水曜日

年金


年金で、その月暮らしをしていると、「ああ、8月15日の明日は年金の入ってくる日か」と、何となくほっとして、家計簿を丁寧に見たりしてみる。

私の家計簿は、大まかなものなので、こさいは分からないのだが、収支決算は分かる。特別な出費がなければ、何とかやりくりが出来ている。いや、できなければ困る。年金だけが命綱なのだから。

日本の高齢者は、一般的に派手好きではない。質素な暮らしを心掛けている。その証拠とも言えるのが、日本の年金支給額の半分近くは、使われていないという。貯金されているのだ。そんなはずはないと思うのだが、考えてみると、年金だけが頼りの者は、貯金に半分なんてとんでもない話だが、国民年金の方たちは、他の収入がある人が多い。農家だったり、主婦で夫が務め人だったりパートに行っていたりすると、「老後のために」と、貯金に回すことも可能だろう。

前にも書いたことがあるが、かの金さん銀さんが、TVに出たりして有名人になったとき、あるキャスターが、「出演料は、何に使いますか」と質問すると、「老後のために、貯金します」と答えられたのが、冗談半分にしても、貯金したに違いない。

お国のためには、しっかり散財することがいいと分かっていても、長年の習性か、高級な洋服も、よう買わず、旅行にいくときは、なるべく安いツアーで、というような暮らしが身についているのが高齢者だ。

でも、考えてみると、【風が吹いたら桶屋が儲かる】ではないが、年寄りが自分のためだけではなく、家族のためにも、散財すれば、景気回復にも役立つことになるのだから、せいぜい頂いた年金は、お返しするつもりで、使うことがいいと私は思うのだがどうだろうか。

こんなことを書くと、「お金は持っていないと困るときがくる」と言われそうだ。何を頼むにもお金がいるのだと。国は頼りにならないとも言う。

そこなのだ。思うに、国がやることやってくれたら、安心して使えるということなのだ。

安倍さん、そうじゃないですか?

 

2 件のコメント:

  1. ごまめさんの仰ることは正論だと解っております。でも年金を全部使ってしまったら、予定外に必要になった時困ります。

    私は、この間、電動車椅子を普通車にぶっつけて、賠償金8万5千余、車の事は何にもわからないので、相手の仰るままです。おまけに乗り逃げとか騒がれて、娘から以後、電動車に乗ることを禁じられました。ショック。

    まあ、年金の半分は無理ですが、せめて1割ぐらいは貯金して置かないと、たちまち娘に負担をかけます。なにしろ、稼げないのですからねえ。

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    1. 間、想定外の出費というものは、ありますよね。そういうことを考えておかねば、困ります。
      想定外でなくても、一年を通して車の税金だ、車検だ、保険の払込だと、ごさっと支払いをしなければならない月がありますから、計画的に使わねばなりませんよね。

      何とか、葬式代の預金があまり目べりしない程度に使っていますけど。(笑)

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