2013年8月2日金曜日

失言


だれにでも憶えはある【失言】ですが、麻生さんの今回の失言は、ポロリと口から出た、というものではないようです。心にもないことを言ったようにも思われません。麻生太郎副総理兼財務相が、憲法改正をめぐってドイツのナチス政権を引き合いに出したのですから、しかも、「ナチスからその手口を学び取るべきだ」と言ったのですから、ビックリします。ナチスが、どんな政治をしてきたか、まさか、麻生さんが知らぬわけではないでしょうから、ほんとにお恥ずかしい政治家だと思います。

【口は災いの元】とは、よくいったものです。

私も、大失言したことがあります。昔、転校していった女学校で、かなり慣れた頃、A村から通っていたTさんに、「A村に、貴女と同じ性の親戚がある。父の従兄がおる」と言いますと、「Tという家は、たくさんあるんよ。お父さんの名前は何と言うの?」と聞かれたので、「何か、とてもケチンボで親戚中の評判よ。Kさんだったかなあ……」と言ったところが、「それ、うちの父ちゃんのことよ。うちのとうちゃんは、しまつなんよ」()

これには参りました。しかも、私が【ケチンボ】といったのに、彼女は、【しまつ】と言ったのですから、なおのことです。平謝りに謝りました。彼女、人柄がよくて、傷つけられたにもかかわらず、笑って赦してくださいましたが、家に帰ってその話をしますと、父は、「村でも評判やから、別にかんまん。そんなこと誰でも知っとる」と言うのです。母は、「田舎は、どこに親戚があるやもしれん。他人を見ても、親戚と思うこと」と。

キモに命じた一件でした。

2 件のコメント:

  1. 麻生さんの場合、あれは失言とは言わないと思います。本音でしょう。正直に言ったまでです。ナチスのように有無を言わせずやりたいことがやれたらどんなにいいかと思っている//

    大体人間は心にない事は言いません。思っているから、つい口から出てしまうので、失言でごまかすのはずるい・ずるい。

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    1. 失言とは、言ってはならないことを、つい口にすることなのでしょうね。失言のほとんどは、本心ですよ。

      麻生さんは、あんなこと言っても、マスコミも、自民党には甘いですから、麻生さんは、更迭されないのでしょうね。

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