今日8月25日は、川柳の日だそすです。俳諧をもとにして始まった川柳は、創始者の柄井川柳が、江戸時代中期に、季語などの制約をなくし、人情や風俗、世相などを機知や風刺などをきかして表現する定型詩をうちたてました。その柄井川柳が、初めて世に広めた日?にちなんで制定されたそうな。
最近は、川柳ブームらしいです。サラリーマン川柳をはじめ、いろいろなところで川柳を募集して、賞もあたえているようです。
『エコ川柳』『時事川柳』『OL川柳』『奥様川柳』など等はじめ、自治体や市町村でも、公募したりしています。何となく、俳句よりとっつきやすく、誰にでも作れそうです。ま、俳句と同様、奥は深くて、その道の達人は一字一句考えるのでしょうが、素人の我々は、気楽に作れそうです。
「孝行をしたい時には親はなし」という古川柳がありますが、「孝行をされる白寿にする喜の字」という高齢化社会の現状をよんだ句も出てきました。(笑)
川柳がよく似合う年代は、色々な人生経験の積まれた高齢者のようです。それだけに、尻すぼみの文芸になっていく可能性もあるようです。
川柳は、作って良し、読んでよしで、他人さんの作ったものを読むのも楽しいものです。
とはいうものの、時実新子さんあたりの川柳にもなりますと、「おかしみ」の文学も、深くてちょっとのぞいても解りませんが、でも面白い。想像力がかきたてられます。俳句と区別ができないものもありますが。
*シャワー室 肉の落ちゆく音となる
*花びらを噛んでとてつもなく遠い
*父もトゲ母もトゲなら泣いて薔薇
*火を焚いて心を少し押し戻す
*何が不安で辛夷の花を数えいし
そしてこの川柳、満月の登ってくるのを見付けたら、思い出します。
*何だ何だと大きな月が昇りくる (^^)
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