2013年8月24日土曜日

カラオケ


以前、我が家にもカラオケがあった。カラオケの機械がいらなくなったから、差し上げるといって、円い大きな盤をどさっとくださったのだ。スナックで使っていたものなので、曲の数は、たくさんあり、カラオケ好きの友達が集まってきて、よく歌ったりした。でも、そのうちに、機械の調子が悪くなって、もう処分してしまった。
私は、歌うことは余りないので、カラオケがなくなっても、どうということはないのだが、歌うことの好きな友達は、がっかりしていた。

 かラオケ好きに言わせると、声を出す仕事をしている人は、長生きだという。歌手、俳優、アナウンサー、など、不摂生なわりに、長生きしているのは、声を出しているせいだという。

お腹から声を出す、ということは、私もよくやっているのだが、歌ではない。腹式呼吸で、声をだすのは、全身運動に近いと思う。たしかに健康にはいいことなのだ。

声はトシとともに衰えていくものだから、しっかりとカラオケでも、発声練習でもやるのがいいのだ。歌謡番組などで、昔の歌手が出てきて歌う場面などを見ていて思うのは、いつも歌っている人と、もう歌っていない方との声の衰え方は、歴然と差がついている。

一人暮らしをしていると、声を一言もださないで一日が暮れることがあるという。私は、「そんなときは、電話でもして、おしゃべりしたらいいのに。聞いてあげるわよ」と笑うのだが、そんな日は、私なら声を出して新聞読んだり本を読んだりするだろう。ひとりごともいい。お気に入りの名舞台のセリフをいうのもいい。
『ととさんの名は十郎兵衛、かかさんの名はお弓と申しますぅ』なんてどうでしょう。また、お風呂に入るときなどは、『ああ、年寄りにさら湯は毒というけれど、あたいは毎日さら湯の毒につかっておりまするぅ』なんて10回ぐらい言いながら入って見るのはどうかしら。()

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