2013年11月4日月曜日

Nコン80


NHKのNコン80スペシャル予告広告にこんなことが書いてあった。

今年、第80回の記念の年を迎えたNHK全国学校音楽コンクール(Nコン)が、全国2600校、10万人が参加したコンクールの頂点、合唱日本一を決める全国コンクールが10121314日の三日間に渡りNHKホールで行われたのだが、その番組、生放送では紹介できなかった緊張感あふれる全国コンクールの舞台裏や、アーティストと子どもたちが共演した感動のスペシャルステージ、日本一を目指して上京した子どもたちの素顔など、Nコン全国コンクールの3日間を中心としたドキュメントをお届けする】
 
これを読んで、ぜひ見たいと思って視聴したのだが、やはりよかった。感動した。

小学校の部の課題曲が「ふるさと」で、【嵐】がうたっていたもの。そして中学校の部の課題曲は、【ゆず】が手掛けた「友 ~旅立ちの時~」を。全国から集まった会場の子どもたちと一緒に嵐やゆずも出演していて、大合唱の場面もあった。

それにしても、全国大会に出場するほどの学校の、子どもたちの何と熱心で素晴らしいことか。ここまで成果を上げている姿に、とても感動させられた。並みの練習では、ここまでは登ってこられないのはよく解る。朝も昼休みも、夜もと、他の生徒の何倍もの努力の結果なのだ。指導の先生の熱意は無論だが、それに就いていく子どもたちは、泣きたい時もあったはず。よく頑張ってここまできたね、と、心から拍手を送りたいと思いつつ見せて貰った。賞に入っての嬉し涙、賞を逃がした悲しみの涙。子どもたちの涙に、私も涙がでてきた。

しかも子どもたちは、誰一人として、苦しい練習に明け暮れた8ヶ月間を悔やんではいない。精いっぱいの努力をし、精一杯歌うことが出来て、最高に満足しているのだ。こうした経験が、無駄になるはずはない。いい思い出は、宝物と同じ。共に歌った友人たちとの絆も、しっかりと結ばれているだろう。ほんとに羨ましい。

Nコン80回記念ということは、私が3歳の時からはじまっているということだ。随分昔からあったのだ。私は残念ながら、入学したどの学校でも、そういうコンクールに出場した、という学校には通っていない。どの学校もが、コンクールに出場するわけではない。その学校が、出るか出ないかを判断する。音楽担当の先生が出ることを希望されている学校もあるし、上から(主に校長)から、出るようにと、命じられることもあるだろう。
そんな校長は、音楽の先生をそれなりに選んでいる。指導者の実力がモノを言う世界でもあるのだ。その学校の歴史というものもある。まったくコンクールなどには、ご縁のない学校もある。

市内や郡の代表になる、そして県の代表になり、四国の代表と、つぎつぎに突破していくのだから、県の代表になるだけでも大変なことなのだ。

いや、思い出したのだ。昔13年務めた小学校は、大きな学校だったので、何度かコンクールに出場した。音楽の先生のお手伝いをさせてもらったこともある。直接の指導ではない。生徒の監視やら、その他の雑用だ。それだけでも大変だった。

音楽は素晴らしいと思う。クラシックなど、たとえ分からなくても聴いているだけで気持ちがいい。いいなあと思う。そして癒される。
このトシがきても、何とか音楽が楽しく聞けることに、心から感謝している。

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