2013年11月14日木曜日

報酬


週刊誌というのは、私の知らないことがいっぱい書いてある。「ミーハー」ということばがあるが、私もミーハーで、決して文化人でも教養高き人間でもない。それでも週刊誌に書いてあるような、芸能人のことなど、一向に知らないというのは、もうミーハー族にも落第生なのかもしれない。いや、単なる枯れ葉族ということかな。

林真理子さんが、「みのもんたさんを庇うつもりはないが、ひどく叩かれている。理由の一つは、みのさんのギャラがあまりにも高いからだろう。朝のワイドショーの一回分が2百万円という。これを3時間で稼いでしまう。普通の人のほぼ半年分だ。しかもほとんど毎日出ている。普通の人である週刊誌の記者たちにとっては、『なんだよ!進行は局アナがしゃべっているし、みのは正味1時間程だ。それで2百万かよ!』と思ったに違いない」というようなことを書いている。

ひぇーっ、ほんとに? ひどくギャラが高いんだなあと私も思った。

作家である林真理子さんが、「私のような出版業界は、原稿用紙1枚が千円単位か一万円ちょっとの世界だ。たまにベストセラーが出ても、若いタレントさんたちの年収にもかなわない。私たちがテレビに出ても、【文化人ランク】と言うことで、ギャラのケタが違うので、僻むのだ」なんて書いてるが、文化人でなくても僻みたくなってくる。

ちなみに、【はなまるマーケット】という番組に出ている薬丸という俳優さんが司会する番組があるが、彼は1回50万円から60万円とか。

高い報酬といえば、頭に浮かぶのは野球の選手だ。実力の世界なので、誰でもが何億もの年収を手に出来るわけではないが、それにしても、腕っぷしが強くて三振をたくさん取れるというだけで、何億もの年収が稼げるのだから、子どもたちが憧れるのも無理はない。が、だれでもがなれるわけではない。持って生まれたものと、努力なしでは出来ないことだ。

それに比べると、芸能人は、視聴率のことを考えての報酬なのだろうが、みのもんたの代りは、この広い世界には何人もいるはず。どう考えても、記者たちが僻んで当然だろう。

ともあれ、私めとは関係のない世界のお話。
ただ、せめてこの国で働いている真面目な人たちが、一日働いても、一万円にもならないような、もんたさんの1日分のお金を1年間も働かねば受け取れないような人たちを、早く何とかしないといけないと思うものである。

 

2 件のコメント:

  1. へー、そうなんですか。テレビで喋っているのだから、そこそこのお金は貰ってるのだろうぐらいは想像していましたが、そこまでとはねえ。そんなに値打ちのあるものなのかしら・・

    聞かされると、みんな僻みたくなりますよね。真面目に働いている労働者にもっと分配してよー。そう思いますね。今回の事で報酬まで公表されると、視聴率は確実の落ちるでしょう。人間は嫉妬深いものです。

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    1. そうですよ。僻みますよね。

      それにしても、なんて不公平な世の中なんでしょう。

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