2013年11月2日土曜日

デジタル化


ここ20年あまりの間に、世の中は随分変わってしまった。【デジタル化】という、想像もできなかったことが、あれよあれよという間に出来てしまつて、私達の生活は、その恩恵をたっぷりと受けて生活している。 
子どもまでが、携帯電話を持つなんてことも、今は何の不思議もない。

便利といえば、重たい百科事典を引っ張り出して一つの項目を引くことの面倒もなくなった。パソコン、あるいは電子辞書で軽々と引くことができるのだ。

また、電子ブックというのがある。これを買おうかと、今迷っているところである。文庫本くらいの大きさと重さで、画面の字は、かなり大きく出来るのが魅力なのだ。著作権の切れた古い本は、かなりの数、はじめから入っているので、買って入れる必要がないし、新刊でも、本を買うよりは安価に手に入るようだ。使い勝手は、メーカーによって、少しは違うようなので、調べてみる必要はあるだろう。どれもよく似たものと思うのだが、ちょっとしたことでも自分にとって便利なものがいいと思う。

パソコンを使いだして、かなりの年月が過ぎたのだが、便利になった、というだけではなく、反対に失ったものもある。ペンを持って字を書く、ということは、キーボードを打って、字を出すこととは、かなりの違いがあることを実感している。それは、脳の働きが大きく違うからだ。考えながら字を書くこともそうであるし、字を書く行為には、少しでも上手く綺麗な字を書きたいという願望もあって、脳は何かと知恵をしぼっているはずだ。

そうしたことをほとんどしなくなっているのだから、字はだんだんと下手になるし、漢字は忘れていく。ペンを持つのは、手紙を書くときくらいのものだ。予定のメモでさえ、携帯電話の予定表に入れていることが多いのだもの。

かといって、パソコンとお別れするのもむつかしい。
本屋の店頭に積んである、漢字のドリル帳など、目に留まるこのごろである。

 

2 件のコメント:

  1. 体は車に乗ってここまで来ました。何の事はなかったけれど、荷物が大変だったと娘が言います。何しろ8年分ですからね。パソコンも引っ越しましたが、こちらも大変のようでした。ここは家中のパソコンを無線ランで繋いでいるそうで、私も入れてもらいましたが、婿殿が活躍してくれました。やっぱり身内はいいですね。何回もトラブッたのですが嫌がりもせず、設定し直してくれました。

    デジタルの次は何が来るのでしょうね。余りのめまぐるしさに息が止まりそうです。私は本だけは昔ながらにしたいです。寝る前に電子本なんて嫌ですもの。

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    1. 身内にパソコンに詳しい方がいらっしゃるのは有難いですね。

      本は、目がしっかりしていれば活字がずっといいですが、小さい字の本は、とても疲れます。もう、重たい本と小さな字は、読む気も失せそうです。でも、電子本は、やはり抵抗はありますね。

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