2013年11月16日土曜日

駄菓子屋


車で10分ほどのところに、夢タウンという大きな量販店があります。何でも探せばある、ということで、毎日たくさんの方がきているようです。私も、色々なモノを買わねばならないときは、夢タウンなら、そこだけで間に合うということと、店内を一巡することで、散歩の歩数を稼ぐことができるので、雨の日など、いい散歩の場所にもなっています。

二階には、本の紀伊国屋もあります。その本屋を出ますと、目と鼻の先に、【昔懐かしい駄菓子屋】と言うお店があります。何とも懐かしいお菓子やら、現代風の駄菓子などがたくさんあるものですから、本屋から出ると、大抵立ち寄って、あれこれを眺めてひやかしたり、ちょっと買ってみたりするのです。

昔は、【買い食い】などと言って、小銭を握って駄菓子屋の店先で、あれこれ探しながら、買うのが楽しく、それをポケットにねじこんで、一つ出し、二つ出しして食べながら道端で遊んだものです。
ま、ええとこの家は、買い食いなどさせず、きちんとおやつを与えて、お行儀よく食べていたようですが、そうした子どもたちも、買い食いの魅力はあったようで、「買い食いをしたい」と作文に書いたりしていました。

向田邦子さんの随筆にも、そういったことが書かれています。彼女は、ええとこの家の子だったので、買い食いは、出来なかったようです。

 

今は、親子連れが来て、「どれがいいの?」と親に聞かれて、「待って!」なんて言いながら、探して買ってもらっている子が多いようです。自分がお金を握って、自主的に決める子は、少ないのかな? 

ともあれ、どの子の顔も、イキイキとして、お菓子を選んでいます。決して、イルローザーだの、ふくやだのといった洋菓子や和菓子専門店では、見られない顔のようです。(笑)

家では、ケーキだの栗饅頭だの、滅多に口にははいらなかった子ども時代、駄菓子は、立派なおやつ。今の子どもたちの何倍も楽しんで、駄菓子を頬ばったのです。懐かしい思い出です。

2 件のコメント:

  1. 夢タウン1回行ってみたいと思いますが、とても無理ですね。時々話題には出ます。「夢タウンで買ってきてあげる」孫が言ってくれます。

    私は買い食いの記憶はありません。いいとこの子だったからじゃなくて、そんなお小遣い貰っていなかったし、近所にそんなお店もありませんでした。つくづく田舎の子です。ごまめさんは、やっぱり都会っ子ね。

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    1. 夢タウンは、mimiさんも行けると思いますよ。だって施設に入ってる方たちも、職員さんと来てますもの。あるくのがしんどかったら、車椅子も、備えられていると思いますから。

      私は田舎者ですが、生活は、小都市で12歳までいましたから、町の子だったのでしょうね。町の人達は、貧乏しても、それなりの服装して、お米のごはんはたべていました。田舎は、裕福でも、お麦の入ったごはん、藁草履、といった生活していたのではないでしょうか。

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