2013年11月9日土曜日

昔話特集(^^)


☆きんさん、銀さんは、人様の前に出たことによって、若返り、髪も、黒さがもどったといわれています。いい教えですね。

☆舟木一夫さんは、少年時代は波乱万丈。小学二年から六年までの4年間に、母親が9人も入れ替わったそうです。顔も名前も憶えていない母もいるそうです。父上も、たいした大物だったのね。

☆井上靖さんは、83歳で亡くなられましたが、その妻ふみさんがおっしゃっているのには、「靖は、音痴でした。彼の歌を聴いた人は、あまり居ないはずです。そうそう、ぜひ言っておきたいことがあります。私は、靖に乞われて結婚したのです。でも、彼のために、精いっぱいのことはしました。男を立派に育てるのは、妻の仕事と、父に言われて嫁ぎましたから」と。その井上さん、あるとき、「あの世でも、今の妻と結婚するか」という質問に「一応は申し込みます。振られたら、もっといい女をみつけます」だって。

☆石原慎太郎さんは【太陽の季節】でデビューしたプレイボーイ。新鋭作家の頃、彼は小説を両手で書く、と噂されました。もとは左ききで、右に矯正されたから、両手で書けるのは本当。目をパチパチするチックは、矯正のせいとか。……へえー。死ぬまでチックって治らないものなの?

☆渡辺美佐子演じる独り芝居【化粧】は、TVでも放送されていたので、もうご存じの方も多いと思いますが、舞台は、芝居小屋の楽屋で、埃だらけの座布団や衣装などが置かれています。それを手にするたびに、ふわっと埃が舞い上がるさまを照明がしっかりとらえて効果をあげています。この埃、もちろん本物ではありません。本物を使ったりしては大変です。実は、この粉末は、喉によく効くというある散薬だそうです。お客様にも、いっぱい吸い込んでください、とは言わないかもしれませんが、心配無用な小道具だそうです。この散薬、けっこう高いんだそうですよ。

☆いつまでも男性の憧れの人、吉永小百合さんは、儚く淡々とした風情は役の上だけで、日常生活では、体育系で逞しく、感覚的には男性的に近いと告白しています。「私自身が、儚い感じの静かな女性にあこがれているので、そんな役をえらんでいます」と。男性諸君はそれでも憧れるのよね。

☆恍惚の人となった丹羽文雄さんが、生前TVで「作家丹羽文雄痴ほうを生きる」と言うドキュメントを放映しました。そのときのことばが残されています「人間はどんなことでもみんなある程度限界があるからね」「人間は辛いから妥協してしまうの。人間は妥協しなければ生きていけない」「諦めることの上手下手ちゅうのがあるの。何も人間は神様じゃないんだから」
恍惚の人とは思えません。さすが【親鸞・蓮如】の作者です。

 

 

2 件のコメント:

  1. 珍しい話いろいろ有難うございました。井上靖さんが、音痴だったとは、私とおんなじで嬉しくなりました。叱られるかなあ。お前とは格が違うって・・・

    丹羽史夫さんの言葉、感心しました。とても認知症とは思えない。認知症になっても偉い人は偉いんですね。

    それにしても、ごまめさんは色々な情報ご存知ですね。

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    1. こんなことは、私が調べたわけではありません。(笑)本に書いた方がいらっしゃる。それを読んだだけ。こんなことは、なかなか忘れない。大事なことは忘れるけど。

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