2013年11月12日火曜日

偽装食材


「まるでモラルのない国の出来事みたいだね」「騙されて、安い食材の料理を、高いお金を払って食べてきたということやな」

偽装発覚が、つぎつぎと出てくると、もう、どこの高級ホテルも料理屋もやってるな、と思わざるを得ない。

こんなことが陰でされていたとは知らなかったと仰る方もいるが、誰もがそう思う。まさか、デパートやホテルでこんなことがされていたとは、お釈迦様でも御存じなかったにちがいない。

人間って、お金儲けには、何でもしてしまうものなのか。成功者と言われているひとたち、お偉くなったひとたちは、そうした狡賢いひとたちがたくさんいる、ということなのか。下っぱで働く人たちは、こんなこと、出来るわけがない。

合成肉しか食べられない者は、せめて一度くらいは……と、大金を奮発して、食べたステーキが、ファミリーレストランで食べた800円の肉と、同じだったなんて、泣くにも泣けない話だ。

私の記憶に間違いがなければ、合成肉に使う肉は、そのままでは硬くてステーキにはならない肉を、加工していると聞いている。ということは、かなり安い肉だろう。だから、仕入れ値も安いはずだ。だから、儲けは大きい。
それにしても、浅ましい根性としか言いようがない。貧困でお腹を減らした者がパンを盗むのではない。富豪と言われている者が、貧者のパンを盗むのと同じだ。泥棒といっしょにされちゃあかなわないよ、と文句言うなかれ。根性はよく似たものだ。

こんなこと、書いていると、身体によくないなあ。もうやめときますが、提案しておきましょう。

次々と「すみませんでした。知りませんでした」なんて頭さげられるのは、もうイヤです。「偽装はしていません」と胸張って言いたい方だけ、名乗りをあげたらどうでしょうか。(^^)

 

2 件のコメント:

  1. 今の時代の象徴的な出来事だと思います。私は何となく予想していましたよ。分かったら謝ればいい。分からなければ、そのまま、儲け得。

    料理の話だけではないような気がします。世界が音を立てて崩壊してゆく感じがします。

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    1. mimiさんのおっしゃる通りです。なにもかもが、狂ってきていますね。

      もう私たちの出る幕ではありませんが、どうなるのでしょうか。

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